熊取の永山病院は地域医療のプロフェッショナルとして日々の医療に当たっております。

病院案内

3F 地域包括ケア病棟

地域包括ケア病棟とは

急性期治療を終了され直ぐに在宅や施設へ移動されることに不安のある患者さまや在宅や施設から緊急入院した患者さまなどに在宅復帰に向けてリハビリを行なうことを目的とした病棟となります。 在宅復帰をスムーズに行うために主治医、看護師、リハビリスタッフ、医療相談員等がチームとなってサポートし外部との連携を図り効率的に患者さまの在宅復帰支援を行います。入院期間は、60日を限度となります。

入院が適している患者さま

  • 急性期の診療(内科、外科、整形外科)後も退院を目指したリハビリテーションが必要である。
    もしくはもう少し経過観察が必要である患者さま
  • 症状が安定し、在宅復帰に向けてリハビリテーションが必要である患者さま
  • 在宅復帰に向けて療養準備が必要な患者さま
  • レスパイトが必要な患者さま(医療行為が必要で、施設でのショートステイが受けてもらえない患者さま)

回復期リハビリテーション病棟の違い

地域包括病棟も回復期リハビリテーション病棟も在宅復帰を目指す目的は同じですが、回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患、大腿骨・骨盤等の骨折、胸腹部手術などの急性期治療を終えて症状が安定した患者さまに集中的にリハビリテーションを行う病棟となります。
地域包括ケア病棟は、病名に関係なく入院できる病床で、患者さまの病状に応じ包括的にリハビリテーションを提供いたします。

当院包括ケア病棟における取り組み

高齢者は加齢による筋力低下や予備能力の低下により食べる機能が低下します。
その結果、誤嚥(食べ物や飲み物が誤って気管に入ってしまう状態)するリスクが高くなり、窒息(誤嚥したものが気管で詰まってしまう状態)や誤嚥性肺炎(誤嚥が原因で起こる肺炎)を発症することが予測されます。
このような方には咀嚼・嚥下能力に適した食事提供、食事の介助、水分や栄養の管理といったサポート環境が必要となります。

当院はそのために医師・看護師・言語聴覚士が中心となって必要に応じて嚥下機能のスクリーニング、嚥下造影検査(VF)、嚥下訓練、歯科衛生士による専門的口腔ケアを実施しており、口から食べれる可能性のある方には、できる限り『口から食べる楽しみ』を感じてもらいたいと思っています。

4F 回復期リハビリテーション病棟

健康長寿のための多面的アプローチ

“今回の入院を最後の入院に” をコンセプトとし、
多職種チームによる入院機会を積極活用したフレイル対策で健康長寿をサポートします。

退院後もメンテナンスリハ外来で定期的にフォローアップします。
退院時にくらべ、著しく日常生活動作が低下した場合は、短期的なメンテナンスリハ入院で適切なリハビリテーションを提供いたします。

「今回の入院を最後の入院に」入院案内ページ

大阪府下で2施設しかない病院

当法人の骨粗鬆症対策は国際骨粗鬆症財団に認証されました。
国内では17施設が認証されており、大阪府下では済生会吹田病院と当法人の2施設です。

【国際骨粗鬆症財団WEBサイト】
https://www.capturethefracture.org/social-medical-corporation-nagayama-hospital

メディア掲載

回復期リハビリテーションとは

脳血管疾患、大腿は・骨盤等の骨折、胸腹部手術などの急性期治療を終えて症状が安定した患者さまに集中的リハビリテーションを行います。
日常生活動作能力の向上や寝たきりの防止、さまざまなリハビリ治療を集中的に行い、在宅復帰をめざします。回復期リハビリテーション病棟で積極的にリハビリを施行し患者さまの人生が大きく開ける在宅生活を全力でサポートすることが大切であると考えております。
退院後、患者・ご家族さまが安心して在宅生活を過ごせるよう当院はもちろん、紹介元や地域の多職種、施設で継続した医療、介護、福祉サービスが受けられるよう、最後までスタッフ全員がひとつのチームとなってサポートさせていただきます。患者さまの状態にもよりますが、入院期間は、90日を目安としています。

回復期リハビリテーション病棟で全力のサポートを行います。

  • 患者さまの以後の生活を踏まえ、多職種が連携して援助計画のサポートをいたします。
  • 患者さまとご家族の思いを尊重し安心してリハビリが継続できるようサポートいたします。
  • 患者さまが早期に回復していただくため、365日間のリハビリをサポートいたします。
  • 退院に向けて医療・介護・福祉の連携を行い、在宅でのリハビリテーションをサポートいたします。

私たちがサポートさせていただきます。

リハビリ専任医師の指示により、理学・作業療法士、言語聴覚士、看護師、医療相談員など院内すべてのスタッフが医療リハビリチームとして協力しあい、患者・ご家族さまをサポートいたします。

当院の365日稼働する回復リハビリテーション

治療効果を最大限に引出す、病期に応じたリハビリテーション
リハビリテーションと言っても対象とする疾患は多岐にわたります。
時間の経過によって病状は変化していきますので必要とするリハビリの内容も変わります。
治療には成功したのに動けなくなってしまった。こういった状況をできるだけ防ぎ病気によって日常の生活に戻れなくなった患者様を対象に生活という観点から運動療法はもちろん、社会的資源や患者様の家族背景なども加味し生活の立て直し、社会復帰を目的としたリハビリを行っていきます。
当院は最良のリハビリの提供を目標に一貫した支援が行える体制を築いています。

入院生活

日常生活へスムーズに移行できるように、まず生活のリズムを整えましょう。朝の起床・洗面・身支度等の練習を行いましょう。日中は活動しやすい服に着替え、活動的にリハビリ等を行いましょう。

回復期リハビリテーション病棟の特徴

最新の自転車機器を使った自主トレーニング

国立長寿医療研究センターとの共同開発で生まれた軽度認知障害(MCI)ケアを目的とした自転車エルゴメーターを2台導入しています。「計算課題などの考えること」と「ペダルをこぐ運動」を同時に行うことで認知機能改善に効果があると言われています。神経内科医の指導のもと認知症予防に取り組んでいます。

病棟全体で取り組んでいる集団体操

「平行棒を持ってスクワット50回しま~す。」 「ハーイ1、2、3、」と患者さま、ご家族さま、リハ職員、看護師が集まりみんなで楽しく元気に体操を行っています。

チームによるリハビリ

医師を中心に理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・看護師・管理栄養士・薬剤師・医療相談員によりチームを形成し、患者さまに必要であるリハビリ計画を作成し、社会復帰に向けて全力でサポートします。
患者さまを中心とするチームのメンバーは、それぞれの専門性を最大限に発揮し、質の高いサービスを提供します。

日常生活の中でリハビリ

入院での生活は日常生活動作がリハビリであり、起床、洗顔、着替え、食事、トイレなど日常生活で行う行動からリハビリを開始しております。
回復期リハビリテーション病棟の看護師もリハビリに参加しているため、リハビリ要素を含めた生活を、患者さま一人ひとりにサポートします。

社会復帰に向けた目標

患者さま一人ひとりに退院後の生活を想定、計画し、必要な動作を個別で治療・訓練します。
できない動作を繰り返すだけでなく、できない動作の原因をみつけ、リハビリをすることで社会復帰の目標を達成することを大切に考えております。

環境変化でのリハビリ

院内での歩行訓練では圧迫感やリハビリに対するプレッシャーなど精神的にも負担が大きいため、2階リハビリデッキ、敷地外での歩行訓練など患者さまの環境を大切に考えリハビリを行います。
また海風の空気を満喫し、土に触れていただき作物を育てながらの園芸療法や環境の良いカフェエリアで滝を見ながらのんびりすごすことで、入院生活のストレスをやわらげていただきます。

ご入院をご希望される方へ

現在入院している病院にご相談してください。

入院検討会

患者さまの病状、情報やリハビリの必要性等を基に、ご入院の受入れを医師・看護師・リハビリスタッフ・相談員等全員で検討します。
場合によっては、ご入院先に訪問させていただき直接患者さま、家族さまにお話を聞かせていただくこともございます。

結果連絡

1~2日間以内には、入院の可否について地域医療介護福祉相談室よりご紹介元医療機関へご連絡させていただきます。

入院・ご家族面談

各担当者が病院・病棟の概要を説明します。
入院されていた病院からの必要書類(紹介状等)、医療保険証、お薬、お薬手帳等をお持ち下さい。

リハビリ訓練開始

医師の指示のもと、患者さまに適したリハビリの計画をたて、訓練を開始いたします。リハビリ病棟のチーム全員で、患者さまの入院生活をサポート、フォローいたします。

カンファレンス/患者さま、ご家族の面談

関係スタッフが集まり、患者さまの状態やリハビリの進行状況を報告し、問題点について検討いたします。
常に患者さまの状況をフォローし再検討、今後の治療・訓練・目標・方針等について検討します。
担当医師・スタッフより、患者さまの現在の状況・今後の見通しなどを説明し、ご本人・ご家族さまからのご希望の伺いながら、社会復帰を行うため対応や方針を決定します。

退院相談・退院

カンファレンスにより退院に向けて、在宅生活に少しでも不安が無いよう、健康面・介護面の指導及び相談、地域の他職種のご協力、医療、介護、福祉の利用できるサービスなどをご紹介します。
家屋評価・退院前訪問・試験外泊在宅復帰の際、患者さま・介助される方のために具体的な介助方法やレスパイト入院ができるシステム、必要な家屋改造・介護用品の選択をご家族さまと一緒に行います。

5F 医療療養型病棟

医療療養型病棟とは

医療療養病棟は、急性期医療の治療を終えても、引き続き医療提供の必要な患者さまとなります。
自宅療養を行うには患者さま及びご家族さま共に不安を抱えておられる長期療養を必要とする患者さんに対して、リハビリなどを行っております。
入院期間は、90日を目安としております。地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟と違いリハビリの頻度は大きく下がってしまいますが、医師・看護師・リハビリ・管理栄養士・医療相談員などが、チームを組んで全力でサポートいたします。

医療療養病棟のADL(日常生活自立度)

厚生労働省の定めた規定に従い、医療の必要度に応じた医療区分およびADL自立度(日常生活自立度)の視点から考えられたADL区分による包括評価をする事となっております。医療療養病棟は、主に医療区分2~3などの医療必要度の高い患者さまを担当することが期待されている病棟であり、医療区分1の患者さまは、介護療養病棟や老人保健施設などの介護施設が担当する傾向にあります。
そのため退院前に家族面談を行いできるだけ患者さまと家族さまのニーズにあった施設をご紹介させていただきます。また、施設入所後も病状悪化された場合、敏速にご対応いたします。どんなことでも結構ですのでご相談ください。医療相談員が親身になってご対応いたします。

レスパイト入院について

レスパイトとは、『一時休止』『休息』という意味です。
介護者の日々の疲れ、冠婚葬祭、旅行などの事情にて一時的に在宅介護が困難となる期間を設けた入院となります。
介護者の負担を出来るだけ軽減を目指す仕組みです。
当院では、医療施設、介護施設を併用しているため患者さまの状態を含めどちらの施設選択がよいのか一緒に考えて受け入れております。

当院は地域密着型の病院を目指し泉州地域で少しでも貢献できる病院を考えております。レスパイト入院など積極的に取り組み医療、介護の強化を図りスキルアップすることでより一層泉州地域に貢献できる体制が大切であると考えております。
【入院期間は、14日を限度となります。】

入院が適している患者さま

  • ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者さま
  • がんの疼痛管理が必要な患者さま
  • 夜間も吸引が必要な患者さま
  • 点滴、胃瘻、経鼻での栄養が必要な患者さま
  • 気管切開をしている患者さま
  • 高齢者、寝たきりの患者さま

レスパイト入院前のご自宅訪問

看護師、医療相談員がご自宅訪問させていただきオリエンテーションをさせていただきます。患者さまが入院する事への不安、移送についての不安、自宅環境との違い、看護師がすぐにきてもらえるかなど様々な不安があるかと思います。

オリエンテーションにてトラブル、リスクの軽減、患者さま、家族さまの要望、お互いのコミュニケーション・信頼関係を構築することが大事に考えております。
補助、介護などご自宅のような対応は困難なことが多いかもしれません。
ですが、できる限りコミュニケーションを図り患者さまが安心できる環境を整備し患者さまの不安を軽減できるようスタッフがサポートいたします。患者さまがご安心していただけるよう努めていきたいと思っております。